家づくり用語辞典
Dictionary for Housing

アンカーボルト
構造
木造や鉄骨の構造部材などを、コンクリートの基礎に埋め込んで固定するためボルト。地震の揺れなどから基礎がずれないようにしっかりと固定させる働きがあります。
SRC構造
構造
鉄骨鉄筋コンクリート構造「steel reinforced concrete」の略。
ALC
構造
高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートのことで、「autoclaved light‐weight concrete」の略。外壁に多く使用され、軽量で加工しやすく、耐久性、防火性などに優れています。
躯体
構造
建物の構造体のことで、強度に関わる基礎や柱、壁面、床などを指します。
高気密住宅
構造
隙間をなくし、気密性に優れた住宅。しかし、室内の通気が必要になるので、空調システムや通気層により快適な環境をつくります。最近は優れた断熱材も施し、冷暖房費が節約できると、高気密高断熱住宅に人気が集まっています。
構造計算
構造
建物が、その建物自体の重さや中に入れる重量のある家具、積雪、風、地震などに対して、どのように変形したり、応力が発生して耐えられるのか判定する計算。
筋交い
構造
建物の構造を強固にするために、骨組の中に斜めにいれる部材のこと。主に木造では圧縮に耐えられるよう「圧縮筋かい」を用い、鉄骨造では引張り力に耐える「引張筋かい」が用いられます。
ダンパー
構造
地震などの運動エネルギーを吸収したり、熱エネルギーに変換させて、揺れを減衰させる装置。壁体内に埋め込んだ鋼製の装置に、特殊ゴムを使用するなど、大きな揺れから建物を守ります。
2×4(ツーバイフォー)工法
構造
北米で開発された木造住宅の工法で、床や壁、天井といった「面」で躯体を支えるのが特徴。厚さ2インチ×幅4インチの断面材を使うことから「2×4(ツーバイフォー)」と呼ばれ、「枠組壁構法」ともいいます。
鉄骨構造
構造
鉄骨を材料としてつくる構造のこと。鉄骨は、強度が高く、折れにくく、燃えにくいなどが特長で、重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類があります。
鉄筋コンクリート構造
構造
鉄筋を芯にして、コンクリートで覆う構造。「RC構造」ともいいます。
壁内通気工法
構造
外壁内の湿気を外に放出するために、透湿防水シートなどで壁を覆い、外壁材との間に外気が流れる通気層を通して外部に放出する仕組み。「外壁通気工法」ともいいます。
木造軸組工法
構造
日本の伝統的な建て方の一つで、柱、梁、筋交いなどで家の骨組みをつくる方法。部材の長さを自由につくることができるので、自由度の高い設計プランが可能です。「木造軸組在来工法」ともいわれます。
モノコック構造
構造
柱や梁などの軸で支える構造ではなく、壁面や床面などのパネル同士を接合させて、建物一体で外部からの荷重を受け止める構造のことをいいます。飛行機や自動車などがこの構造で、住宅ではパネル工法の2×4工法やRC造がモノコック構造にあたります。
ラーメン構造
構造
柱や梁で建物を支え、接合する部分がしっかり固定されている構造のこと。接合が強固なので、壁や床の面で支える必要がなく、大開口の部屋が実現できます。ラーメンとはドイツ語で「枠」や「額縁」の意味。
インナーバルコニー
設備
家本体の一部がバルコニーになり、広い屋根がかかっているので、雨風の心配なく洗濯物が干せたり、バーベキューが楽しめたり、多用途に使えます。
ウオークインクローゼット
設備
人が歩ける広さのクローゼットで、腰をかがめたり、座ったりしなくても収納できます。寝室に隣接して設けられることが多いようです。
ウッドデッキ
設備
室内とつながるように外側につくられた木製のテラス。ダイニングからひと続きにしたり、オープンカフェのように使用したりと用途はさまざま。外部に設置するので、雨や色あせなどから防ぐ、耐久性に優れた天然木や樹脂に天然木粉を配合した人工木材などを使用します。
エクステリア
設備
外装のことで、家の場合では、門、扉、塀、フェンス、カーポートなどをいいます。
折り上げ天井
設備
天井の一部を上部に高くへこませた造り。天井高があるので部屋全体を広く見せる効果があり、間接照明を施すなどして、部屋の変化をつくることができます。